奇跡の泉、不老水、命の泉、若返りの泉
- 2012.05.16 Wednesday
- 11:25
人間が生きていく上で大切なものが水である。人間の体の8割近くが水分であることを考えるとやはり水なしには人は生きられない。昔の人はそうした科学的知識を知っていたはずはないだろうが、それでも喉が乾けば死んでしまうことくらいは経験的に知っていただろうから、水には特別な感情を持っていたとしても不思議ではない。
世界には不老不死の泉や若返りの泉というものがある。その中でも有名な泉がルルドの泉である。かつてガリアと呼ばれたフランス南部の小さな町ルルドの少女ベルナデッタ・スビルーが聖母マリアのエンティティを目撃し、その聖母マリアから指示された場所を軽く掘ってみると泉が湧き出したという。その泉には病気を治す力があるとのことで、カトリック教会も一部治癒を認めたというものである。この泉を訪れたことがないし、この泉の水を飲んだこともないので事の真偽は保留にするけれども、こうした泉は世界中にきっといくつもあるに違いない。
日本にもいくつか霊水のようなものがあるだろうが、私が飲んだことがある霊水は福岡市東区の香椎にある井戸水である。この井戸水はゆうに三百歳を超えて長生きしたといわれる武内宿禰(たけのうちのすくね)が、神功皇后と一緒に筑紫に来た時、この香椎に居を構え、その時に使用していた井戸がそのまま遺されたものだと伝えられている。呑むと年を取らないということから不老水ともいわれていて、知る人ぞ知る霊水としてご近所の方々に大事にされている。
香椎宮という大変に由緒ある勅祭社から少し離れた民家の中にひっそりとその井戸はあり、長い年月を経た今でも水はこんこんと湧き出ている。呑んでみた感想としては、口当たりの良いまろやかな味わいで、井戸水そのままの味である。不老の効果についてはまだ分からないが、これはこの先の長生きで証明されるだろう。不死ではなくて不老なので身体の老化を少しでも遅らせる力があるのかも知れない。
これ以外にも命の泉や若返りの泉など、水を神聖視したり神格化したりする例は世界中にもたくさんあるようで、有名なものだけでなく無名なものまで加えると相当な数に上るだろう。人間が生きていく上で必要不可欠な水だからこそ、そこに神聖さを求めたのかも知れない。ちなみに密教などで阿闍梨から灌頂をいただくことがあるけれども、あれも頭頂部のサハスララチャクラあたりに水を灌(そそ)ぐ儀式として知られている。水もまた人間の精神性と深く結びついているのだろう。

世界には不老不死の泉や若返りの泉というものがある。その中でも有名な泉がルルドの泉である。かつてガリアと呼ばれたフランス南部の小さな町ルルドの少女ベルナデッタ・スビルーが聖母マリアのエンティティを目撃し、その聖母マリアから指示された場所を軽く掘ってみると泉が湧き出したという。その泉には病気を治す力があるとのことで、カトリック教会も一部治癒を認めたというものである。この泉を訪れたことがないし、この泉の水を飲んだこともないので事の真偽は保留にするけれども、こうした泉は世界中にきっといくつもあるに違いない。
日本にもいくつか霊水のようなものがあるだろうが、私が飲んだことがある霊水は福岡市東区の香椎にある井戸水である。この井戸水はゆうに三百歳を超えて長生きしたといわれる武内宿禰(たけのうちのすくね)が、神功皇后と一緒に筑紫に来た時、この香椎に居を構え、その時に使用していた井戸がそのまま遺されたものだと伝えられている。呑むと年を取らないということから不老水ともいわれていて、知る人ぞ知る霊水としてご近所の方々に大事にされている。
香椎宮という大変に由緒ある勅祭社から少し離れた民家の中にひっそりとその井戸はあり、長い年月を経た今でも水はこんこんと湧き出ている。呑んでみた感想としては、口当たりの良いまろやかな味わいで、井戸水そのままの味である。不老の効果についてはまだ分からないが、これはこの先の長生きで証明されるだろう。不死ではなくて不老なので身体の老化を少しでも遅らせる力があるのかも知れない。
これ以外にも命の泉や若返りの泉など、水を神聖視したり神格化したりする例は世界中にもたくさんあるようで、有名なものだけでなく無名なものまで加えると相当な数に上るだろう。人間が生きていく上で必要不可欠な水だからこそ、そこに神聖さを求めたのかも知れない。ちなみに密教などで阿闍梨から灌頂をいただくことがあるけれども、あれも頭頂部のサハスララチャクラあたりに水を灌(そそ)ぐ儀式として知られている。水もまた人間の精神性と深く結びついているのだろう。
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